2014年7月31日木曜日

31日「光の中のマンタ」

マンタの季節である。
マンタはどこから現れるかわからない。
地上で動物を探すように同じ地平の
前後左右だけではない。
上にいるかもしれないし、下にいるかもしれない。
ふと見上げるとそこにマンタがはばたいている。
ゆっくりと私の真上を通り過ぎる。
息を吐いてはいけない。
泡はマンタは嫌う。
静かに息を止めてじっと通り過ぎるのを見る。
2枚目がその後ろにいる。
ちょうど日の光の中を通っていく。
とても幻想的な瞬間だ。

2014年7月30日水曜日

30日「ニューカレドニア料理」

大家のお兄さん夫婦とその家族が遊びに来た。
お兄さんの奥さんとそのお姉さんはニューカレドニアの人で、
いわゆるメラネシア人で、タヒチ人とはちょっと違って、
肌がもう少し黒く、髪の毛が縮れているのが特徴だ。
ニューカレはタヒチと同様フランスの領土で、
しかし現地政府があり、通貨はタヒチもニューカレも同じ。
滞在中にニューカレ伝統料理を作ってくれた。
タヒチ料理のように地面の穴のオーブンを使うのは同じだが、
バナナの大きな葉を鍋のように使い、
肉(魚)、トマト、フェイ、タロなどを入れた上に、
ココナッツミルクをたっぷり注ぎ込むのが特徴だ。
塩こしょうをふりかけたら汁がこぼれないように包み込む。
削ったココナッツから直接ミルクをたっぷり絞り込む
今回は鶏肉。フェイ、タロ、トマト、そしてココナッツミルク。
汁がこぼれないよう注意深く一枚一枚畳み込み、ココナッツの繊維でしばる。
地面のオーブンはなく、庭の石オーブンに入れる。朝から石を焼いておいた。熱過ぎのため湿った葉を下にしいてから、その上に料理をそっとおく。
オーブンの上にココナッツの葉を重ねてふたをする。
熱が逃げないよう、さらにブルーシートでオーブンを丸まるくるみ、ホースでしばる。
蒸し焼きにすること約3時間!
あっつあつのチキンスープの出来上がり!
ただの蒸し焼きではなく、ココナッツミルクが入っているから肉がものすごく柔らかい!
鶏肉のだしがしっかり出ていて、ココナッツミルクと混ざって、
クリームシチューのような味。
お昼には間に合わなくて、完成したのが3時半ごろ。
お昼は食べちゃっていたので、お腹は全然空いていなかったけど、
あまりの美味しさにおかわり2杯!

話はごろりと変わるが、
ニューカレドニアには日本人姓の人が多いそうだ。
ポリネシアにもWATANABEさんが多いし、他にも日本人姓に会ったことがある。
大戦中、南太平洋まで来ていた日本人兵士や米軍の捕虜になったり、
彼らから逃げかくれていた日本人がたくさんいたらしい。
現地の人たちは彼らをかくまって、その間に家族ができたりした。
多くは戦後日本に戻ったらしいが、その家族子孫はたくさん残っている。
お父さん、おじいさんを探しに日本へ行くツアーもあったという。

南の楽園は日本とは全く無縁の別世界のように思いがちだが、
実は深い関わりがある。

2014年7月29日火曜日

2014年7月28日月曜日

28日「ホア」

アホではない。
ホアはリーフの切れ目の小さな空間のこと。
リーフのあちこちにあるが、
ダイビングで行けるところは限られている。
ちょっと不思議な空間で私のお気に入り。
ここにしか見られない魚がいることは
先日にも書いた通り。

2014年7月27日日曜日

27日「ヘイバ発表会」

タヒチアンダンスが大好きで、日本では教えてもいるお客様と一緒に
ヘイバダンス発表最終日に行って来た。
ベストカップルダンサーとその後全体の結果発表である。
ダンスはあっさりと終わり、
いよいよ結果発表の時となった。
参加関係者が続々と集まり発表を待つ。
雨が降って来ても、動かない。
オーケストラのパーカッションがときどき響き渡る。
主催側スタッフがトロフィーを運んで来た。
ダンス団体だけではなく、ベストカップル、ベストダンサー、
ベストオーケストラ、ベスト衣装などなど、
表彰項目はたくさんあるのだ。
どんどんトロフィーが運ばれる。
次から次へ、さらに、
もっと・・・、
まだまだ・・・、
・・・、
って、どんだけあるねん!
トロフィーの全登場すら待ちきれず、
翌日のダイビングに備えて私達は早々と会場を後にした。
聞けば結果発表は深夜1時にまで及ぶという。
結果、ダンス団体の今年の優勝はティポト村。

オーケストラ隊
発表を待つ参加者関係者たちと警備員(なにから何を警備するのか?)
マミーたちの花飾りが素敵。
ずらりと並んだトロフィー。まだまだ来る。

2014年7月26日土曜日

26日「コバンザメ遠近法」

おお!なんぼほどでかいコバンザメか!?
これが遠近法という。

タプーには大きなサメがいるから、
コバンザメがうろうろしている。
コバンザメをサメだと思っている人が多いが、
サメではない。
ほんじゃあ何か。
スズキ目コバンザメ科コバンザメ属コバンザメ。

何かとくっついていた彼らは
時々ダイバーにもくっつきにくる。

2014年7月23日水曜日

23日「マンタと一緒に」

ラッキーにもマンタとのツーショット!
あまり狙うとうまくいかないし、
マンタのジャマは絶対にしないようにしないといけない。

24日「ペッシュ・オ・カユ〜石投げ漁@モピティ」

タヒチの伝統的な漁、石投げ漁、Peche aux caillou。
村あげての漁は今ではすっかり廃れていて、
滅多にされることがない。
それが昨日7月23日、モピティで開催された。
二つのグループに分かれたピローグ(タヒチの小舟)が
石を投げて魚を追い立てながら、
双方向から寄って行く。
どんどん距離を狭めて浅瀬に魚を追いつめると、
ココナッツの葉を魚網のようにつなげたのを
海に投げ入れ、魚を捕り囲み、
村人全員で網を狭め、さらのビーチに向かって
魚を集めて行く。
ついに浅瀬に集まった魚をみんなで分ける、
という訳だ。
昔ボラボラでは大きな客船が来るたびに
タヒチの伝統行事として開催していたらしいが、
準備が大変だったりして、
現在ではなくなっている。
次回はいつになるか未定。

2014年7月22日火曜日

22日「ギンガメの大突進!〜ボラボラ、ムリムリ」

ムリムリにて。
ダイビングの最後のほうに現れたギンガメの群れ。
個体は小さめだが、群れは大きい!
なかなか近づかせてくれないのだが、
今日はなんと向こうこらこっちに大突進!
四方囲まれた。
ミサイルが飛んでくるみたいちょっとこわいような迫力!

2014年7月21日月曜日

21日「I♡Bora〜今日の体験ダイビング」

今日の体験ダイビングのお客様。
ハネムーンでボラボラに。
一度体験の経験があるお二人は今回体験ダイビング2本でお申し込み。
まずは浅いアクアリウムで慣らして。
満月の高潮で流れたあとのラグーンは最高の透明度!
いい天気で光が差し込んで、とってもきれいでした。
2本目はマンタポイントでダイブ。
希望通り、マンタに会えて、大満足でした。


2014年7月20日日曜日

20日「デバスズメダイ」

マンタポイントのアナウを彩る
デバスズメダイ。
サンゴの群生と彼らが一斉に動く時の光の反射も素敵。

2014年7月19日土曜日

19日「これが気になるゴマモンガラ」

一生懸命何をしているのかな?
そのかけらが気になるらしい。
場所を移動させた。

上手に口を使って物を運ぶゴマモンガラは
コレクターでもある。
貝殻が集まっていたら、きっと彼のコレクションだ。

2014年7月18日金曜日

18日「挑戦者」

アナウにて。
青いアイシャドウが素敵な
クロソラスズメダイは縄張り意識が強い。
今日も今日とて寄った私のカメラにつき!
がんを飛ばして・・・つき!


18日「早朝夜明けドーンダイブ」

9時からのモツピクニック出発までにホテルに戻りたい、
がしかし、もう潜れる日は今日が最後、絶対潜りたい!
とのお客様の強いご要望で早朝ダイブを実施した。
タイトルのドーンダイブは「どーんとこい!」のドーンではなく、
英語の夜明けDawnで、早朝ダイブをDawn Diveというのである。
今の季節は夜明けが遅いから日が昇るのは6時半ごろ。
ボートでお客さまのホテルへ向かう途中、
山の向こうから朝日が顔を出した。
夜明け頃と日暮れ時は風向きの切り替え時間で
風が落ち着き、素敵な時間帯だ。

早朝からマンタがいるかどうかが心配だったが、
朝もはよから彼らは悠々いらっしゃったのだ。

ほかのダイブショップが来る前の静かな時間を独り占め。
ボラでの早朝ダイブは初めてだったが、なかなかによかった。
こんなアレンジもヒロダイブならでは!

2014年7月17日木曜日

17日「中空の魚」

潜行ロープ付近によく見る
クロハギ?かヒラニザ?
今日は光がうまくあたってきれいに見えた。

2014年7月16日水曜日

16日「サメ男の子」

タプーにはツマグロという1mぐらいの小さめのサメと、
レモンシャークという2m越えぐらいの大きなのがいる。
レモンシャークは女の子だけ、
ツマグロはどちらもいる。
見分け方?
簡単である。
おチンチンが二つ(交接器というらしい)が
二つ、尻びれの前についている。
映像の子は男の子。
見えるかな??

2014年7月15日火曜日

15日「マンタ3連、4連!」

マンタ3連ちゃんにひきつづき、
またまた4枚のご登場!
しかも近いね!

2014年7月14日月曜日

14日「ナマコの起き上がり」

かつて大の海の生物嫌いだった私が
ダイビングを生業とするようになり、
それでも最後まで 嫌だったナマコも
触れるようになったのはいつの日だったか。
ナマコの中でも巨大で、
全身とげとげのような物があり、
もっとも忌まわしく見えるこのナマコが
私の一番のお気に入りである。
とげとげは柔らかく、
裏にはぎっしりと小さな吸盤状の足があり、
それがまたふわふわしている。
全体的に柔らかで、
黒いシンプルなナマコのように内蔵を吐くなどという
下品な行いをしない。
とてもいい子なのである。
いたずらにひっくり返してみると、
けなげにすぐに元の体勢に戻る。
はい!パチパチパチ!

2014年7月13日日曜日

13日「ギンポ見てる」

穴から顔をのぞかせて警戒しているのは
テンクロスジギンポ。
よく穴から顔を出して外の様子を見ている。
口が下の方にあって、笑っているようで
とても可愛い顔をしているが、
このビデオでの撮影はムリだ。

今日もやって来たダイバーたちを
気にしながら見てる。
うわ、また来よったで・・・

2014年7月12日土曜日

12日「夕暮れのレモンシャーク」

午後のタプーでのダイビングも好きだ。
朝とは光の入り方が違って幻想的に見える。
魚は日暮れ前の食事で騒がしい。
なんといっても午前中よりボートや
ダイバー少なくていい。
海からあがると傾きかめた日が
水平線に向かうところだ。

いきなり後ろから現れたレモンシャークに
びっくりのお客様。
慌ててカメラを向ける。

2014年7月11日金曜日

11日「秘密の通路」

秘密の通路をぬける。
するとさっと開けた広間のようなところに出る。
奥には門のようなもの。

ホアと呼ばれる、穏やかな時にしか行けない
とっておきの秘密の場所。
ここでしか見られない魚も。
ゴマニザ、ニジハギ、タスキモンガラなど。

2014年7月10日木曜日

10日「見てる・・・トプアのキヘリモンガラ」

トプアの水路に住む
ピンクの顔に緑の体がきれいなキヘリモンガラは
実はパンが好き。
ダイバーが来るととりあえず様子をみにくる。
見よ、この目。
パン、あるかな?ない?
目線はジャケットのポケットである。
ないとわかればさっさと去って行く現金なやつである。

2014年7月9日水曜日

9日「灰色マダラトビエイ」

マダラトビエイは菱形で
背は黒く、白い斑点がある。
それがヒョウ柄のようなので、フランス語では
raie leopard。
ん?これはあまり黒くないね・・・
お客さんのすぐ横をすり抜けて行きました!

2014年7月8日火曜日

8日「めっちゃお伴多い」

大きな魚と一緒に泳ぐと
水流のおかげでより少ないエネルギーで移動ができるらしい。
だからレモンシャークの周りにはコバンザメはもとより、
よくコガネシマアジの小さいのが一緒について泳いでいる。
それにしても、今日は随分多いな。

2014年7月7日月曜日

7日「ヘイバ観覧〜ヒメネ(歌)ヌヌエ村」

ヘイバ祭りのメインイベント、
村対抗ダンスショー。
実は2部ある。
第1部は歌と軽いダンス。(ヒメネ)
第2部がダンス。(オテア)
1部は少し退屈だからいつも後半の9時ごろからスタートの
ダンスだけ見に行くんだが、
(ほとんどの人はそう)
今回はボラ在住の日本人の友人3人が出ているというので、
見に行った。
タヒチ人の歌声は力強い。

7日「マダラトビエイ頭上パス!」

トプア潜行直後。
砂地にへばりついて底と同化して息を殺していたのが
功をなしたか、
マダラトビエイ頭上通過!
これは稀〜〜!

2014年7月6日日曜日

6日「ヘイバ観覧〜客席」

ヘイバには島民が一同に集まってくるので、
それを見るのも楽しみ。
旅行客用の客席。要入場料。前方はVIP用。

今年の看板はカメだった!中の絵はともかく、形がすてき〜
VIP席にはすでに25年目の村長と、他島の重鎮たち。
ござをひいたり、
椅子を持参したり、
 みんなめいめいヘイバ観覧を楽しんでます。

6日「マダラトビエイ近い!」

マダラトビエイの小さい谷にて。
今日も優雅に旋回。
岩の影に隠れていたものの、
近すぎて暫く動けなくなってしまった。

2014年7月5日土曜日

5日「タコとの格闘痕」

タプーのいつものウツボ。
なんだかほっぺに白い丸い痕が。
きっと夕べタコを格闘したんだろう。
吸盤の痕にちがいない。

ナイトダイブでウツボがタコの足をかみちぎったのを
見たことがある。

5日「ヘイバ観覧〜ファアヌイ村」

やっぱり葉っぱとココナッツブラが伝統よね
腰蓑
かわいいタヒチアン女性

光る汗が素敵
変わった衣装。衣装替えは3回。
タトゥーが素敵
クライマックスの衣装。

2014年7月4日金曜日

4日「トンネル」

トンネルを抜けるとそこは青の国だった。

これがどこかは秘密ですよ。

2014年7月3日木曜日

3日「今日のお客様」

同じホテル、同じスケジュール、
ほぼ同じ経験の2カップルさま。
サメ、マンタ、マダラトビエイなど
ボラボラの主役を楽しんでいただきました。
ありがとうございました!

3日「ペンションの朝食」

今住んでいるペンションの朝食。
タヒチ人マミーが世話を焼くとてもアットホームな
ペンションだ。
フランスパン、コーヒーか紅茶かチョコレート。
果物、リクエストすれば
卵も焼いてくれる。
ボラボラのペンションステイもおすすめ。

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2014年7月2日水曜日

2日「おなか」

マンタの個体識別はおなかの斑点による。
かつてはマンタ基金なるものがボラボラに
マンタ観察をしていたようであるが、
どうもなくなってしまったようである。

マンタが自分に向かって近づいて来て、
その道筋から自分を動かせないぐらい既に近い場合は、
その場を動かず岩のようにじっとする。
さらに息をはくのをちょっと我慢する。
泡をいやがるからだ。
そうすると真上を通り過ぎて行ってくれることがある。

2014年7月1日火曜日

1日「ウミウシ!トプアにて」

ウミウシはタヒチではなかなか見られない。
だからたまに見かけると小指先ほどの大きさのものでも、
興奮してしまう。
それがこんなに素敵な子となれば鼻息も荒くなるのである。
トプアのマダラトビエイの谷入り口にて。

1日「ボラボラウェディングの後に」

ボラボラで式をあげたS夫妻。
さあもう日焼けをしても大丈夫!てなことで、
体験ダイビングにいらっしゃいました。
奥さんのマンタが見たい〜、というリクエストにお答えして、
マンタポイントへ。
期待通りたくさんのマンタに遭遇!
ダイビングは全く初めてだったご主人は大感激!
 最後はオテマヌをバックに記念写真。
お二人の笑顔が素敵です。
ボラボラの思い出がさらに増えましたね!