2013年6月1日土曜日

1日「高波」

今日予報通り高波がやって来て、午後のダイビングは不可。
南のオーストラル諸島では6mもの波だったらしい。
つい先日高潮と高波のダブルパンチで暫く海が濁ってしまったが、
また!である。
高潮はまあ年に2回。
今年は多すぎる。
もしかすると温暖化による海面上昇の影響だろうか?
そういえば先日日本滞在中にドキュメンタリー映画をみた。
海面上昇で沈んでしまう国を紹介したもの。
国がほぼ沈んでしまうツバルを主に、ベネチアとアラスカのある島の人々の
生活が淡々と描かれていた。
アラスカの島の人たちは既に故郷の島を離れてしまった。
氷がなくなって、食料を得る事ができなくなり、
浸食で島がどんどん削られ、家が立っていた土地はある日急に消え去り、
家は海に落ち、もう住み続ける事ができなくなったからだ。
ツバルではニュージーランドへの移住計画が進んでいるが、
若く、高等教育を受け、英語が話せる人とその家族、と限られている。
お年寄り、子供たち、教育を受けていない人たちは、
島と一緒に沈めということなのだろうか。
ところが島の人たちは自分たちの島がなくなってしまうとは
全く信じていない。敬虔なカトリック信者の彼らは、
神様が自分たちを見捨てることはないと言う。
ツバルはタヒチに近く、住む人も生活もタヒチ人に似ている。
ツバルが沈めば、タヒチの108ある島の多くも沈むはずだが、
ここでそういう事を取り沙汰する人はいない。

ツバルもボラと同じような穏やかできれいな夕日が沈んでいるんだろう。

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