2011年8月18日木曜日

18日「心が痛むマンタ」

今週はマンタのあたりであった。
透明度もよく、5〜7枚ほどのマンタがあちこちから現れてくれる。
何度見てもいい。
その中に、ひどく傷ついているマンタがいる。
釣り糸がひれにひっかかり、それがひれの前後深くに
食い込んで(切れ込んで)いる。
前後それぞれ20〜30cmほど切れ込んでいるだろうか。
もうダイブ時間が経っているらしく、
糸にはすでに藻がたくさんまとわりついている。
切れてしまった傷はすでにくっついていて、
うまく糸が切れたとしても完全に取り除くのは
手術でもしないとムリだ。
どこか神経を傷つけているのだろうか、
泳ぎもゆっくりで少しぎこちない。
心痛む光景である。

釣り糸、ネットの被害は世界中でおこっているという。
私は釣りをしないので、よくわからないが、
糸はすぐに切れてしまうものなのだろうか。
ところで、日本の釣り具は世界でもトップレベル、
タヒチでも日本メーカーのものが使われていることが多い。
マンタにひっかかったのも、日本の製品かもしれない。
マンタやサンゴに引っかかった糸は、
プラスチックのようにいつまでも環境に残る。

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