2009年8月11日火曜日

11日「タコの逢引き」

午後のタプーはなかなかいい。光の具合がよくてむしろ朝より明るく感じられる。
今日はタコが逢引きしていた。
なんとなくサンゴの上に変な形の石がのっかっているなと思ったら、タコが2匹であった。
なにごとかひそかに秘め事を語り合っているようであった。
ゆっくり近づいていったにも関わらず、その二人はびっくりしてすうーっとサンゴの下の穴に一緒に逃げ込んだ。
穴が小さくて後のほうが入りきれず、体の一部が外にはみ出ていて、とてもあせっているように見えた。
さっきまでは全身赤くして、ところどころ白っぽい突起を出していたにもかかわらず、
いまは全身つるっとなって、前身蒼白色である。
相棒を押して押してむりやり穴の中になんとか入り込んで、怖がる二人が余りに気の毒なので、そっとしてその場を立ち去ることにした。
少し離れて振り向くと、またサンゴの上に現れていた。
何を始めるのかと期待しながら、怖がられないよう遠くから眺めていたが結局なにも起こりそうになかったので、もう去ることにした。
気になったのは、この間中、子ナポレオンがこの二人のタコの周りをうろうろしていたことである。

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